創作の風景

2010年6月26日(土)更新
 娘の小学校の運動会がありました。私も父兄参加競技に、全部で四種目出ました。出すぎと周囲に失笑されたうえに、後日には筋肉痛にも苦しめられると、それは毎年の話ですが、今年違っていたのは雨がちな六月には珍しく、当日朝から雲ひとつない晴天に恵まれたことでした。それこそ真夏を思わせる暑さで、日差しも強く、たった一日で日焼け顔になってしまいました。
 これはマズイと、今は頭を抱えています。今月は何件か出版社と打ち合わせが予定されているからです。被害妄想なのかもしれませんが、日焼け顔というのは、あまり歓迎されない印象があるのです。白い顔をしていると、いかにも書斎に籠りきりといった感じで、忙しいといっても信じてもらえるし、原稿も待ってもらえる。ところが日焼け顔だと、意外とエンジョイしているみたいじゃないですか、それくらい余裕があれば、うちの原稿も早く上がりそうですねなどと、たちまちプレッシャーをかけられてしまうわけです。
 繰り返しますが、私の日焼け顔は、たった一日の話です。仕事を怠けて、遊び呆けていたというのでは、決してありません。そこは誓って…。  

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