2009年5月26日(火)更新
拙作『女信長』(毎日新聞社)が、黒木メイサさんの主演で舞台になります。東京青山劇場で6月5日から21日まで、大阪シアターBRAVAで26日から28日までの予定です。そのための脚本に目を通したり、パンフレット用の原稿を書いたりで、私自身も最近フランス革命から少し気が逸れた感じです。
いや、実際には気が逸れたというほどではありません。思えば3年前に『女信長』を脱稿してからというもの、まさにフランス革命漬けの状態が続いていました。そのため、ほんの少しでも他の時代、他の場所、他の物語を考える機会があると、もう、なんだか、特別なことのように感じられてしまうと、それだけの話なのです。
いずれにせよ、悪いことではないんでしょうね。フランス革命、フランス革命と前のめりになるあまり、オーバーヒート気味になっていた脳味噌が、いい感じに冷やされたというか、思いのほかリフレッシュされた気分です。