2009年10月26日(月)更新
10月は私にとって、いくらかノンビリできる月になっています。「小説フランス革命」は『小説すばる』に連載していますが、これが1年に1度、11月売りの12月号だけは休載になるからです。その分の原稿を書かなくて済むから、10月はいくらかノンビリできるわけですが、もちろん他にも仕事はあります。『小説すばる』の連載だって、もう翌月には再開します。そのための準備ということで休ませてもらっているので、ふらふら遊び回れるわけではありません。11カ月の執筆を支える調べものの、全てとはいわないまでも主な部分を、この1カ月でやってしまおうというわけですから、かえってハードだったりもします。それでも、気分としては楽なんですね。
そうだったのか、こうだったのかと、資料を紐解く作業は楽しいものですし、ああ書こう、こう書こうと様々に思いを巡らせている時間も、決して嫌いでありません。だというのに、いざ書き始めるとなると、どうして、ああまで辛いのか…。
10月は楽だといってみますが、また1年間やるのだと、覚悟を新たにする月だったりもしています。