創作の風景

2010年1月26日(火)更新
 年末年始は自主的にカンヅメになりました。原稿の締め切りも、問い合わせの電話も、当然ながら打ち合わせもないことを幸いに、自宅のほうに篭もりきりで、一週間ずっと仕事をしていました。
 勤勉な働き者だと自慢したいわけでなく、私の完全なミスです。十二月は年末進行なので、例月の連載も、三月刊予定の単行本校正ゲラも、「小説フランス革命」の原稿はどのみち早くに仕上げるのだからと、年末年始は余裕があるつもりでいたのが運の尽きでした。大丈夫でしょう、大丈夫でしょうと仕事を入れ続けた結果、二月刊予定の単行本校正ゲラ、五月刊予定の新書の原稿入れ、十一月初演予定の舞台の原案、それにエッセイの注文が長短五本と重なり、さらに別な単行本の入稿作業と、また別な新連載の準備も進めなければならないと、我ながら無謀な状態に陥ってしまったのです。
 頭の回路が、どこか切れていたということでしょうか。あるいは最後の最後まで、やっぱり厄年だったということですか。
 いずれにせよ、新年からは気分を変えて、今年こそ計画的に頑張ろうと思います。

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