創作の風景

2009年8月26日(水)更新
 夏です。夏といえば行楽シーズンですが、今年は夏らしい夏ではありません。首都圏在住でないので、郷里への帰省が課されるでもありません。だから、のんびりすごせるかといえば、二人の子供たちはしっかり夏休みなわけです。
 どこかに連れていかないわけにはいきません。構えて計画したというのではないですが、今年は動物園巡り、水族館巡りのような感じになりました。隣県の東北各地に足を伸ばして、すでにいくつか覗いてきましたが、この二週間だけで車のトリップメーターは八百キロを超え、まだまだ増えそうな勢いですから、まさに戦々恐々とする日々です。
 さておき、下の子供は男の子なので、恐竜にはまっています。恐竜はみせられないので、せめて化石をというわけで、宮城県仙台市にある東北大学理学部の「自然史標本館」を訪ねてきました。「ステゴサウルス」の化石(を基にした全身骨格模型)が展示されていると聞いたからで、実際に拝観した息子は大興奮、その夜は容易に寝つかれないほどでした。
 東北大学といえば、文学部の大学院のほうに数年お世話になっています。けれど、そんな展示をしていたなんて、今回まで知らずにきました。同窓会費だけはきちんと納めなければと、雑に積まれた郵便物の山のなかから、振り込み用紙を探している今日この頃です。

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