『書楼弔堂 破曉』書店員の声

書店員の声

豪華な競演、贅沢の極み、物語の妙、文学の極地。本が持つ無尽蔵の魅力を知り、冥界の声を聴きたければ迷わず本書を読むべし。閉ざされていた時代の扉が妖しくも鮮やかに開かれる。禁断の歴史書を紐解くような知的刺激に満ちた充実の一冊。本がとりもつ奇妙な縁と夢幻の如き小説世界を思う存分に味わえた。

三省堂書店 営業本部 内田剛 さん 12/20UP!

第1章に〝うぶめ〟が登場した時、思わず唇の端が緩みました。それ以降は口角が下がりっぱなし、京極ファンなら誰しもがそうなるでしょう。

戸田書店 静岡本店 藤浪哲也 さん 12/20UP!

怪しげな空気に包まれて、初めて京極作品を読みました。なるほどクセになりそうな風味でした。本屋小説としても〝なるほど〟と唸らされました。

うさぎや 自治医大店 髙田直樹 さん 12/20UP!

「怪談は文芸の極み」とは言いえて妙です。また読まされてしまいました。それにしても以蔵。哀しすぎてコワくなりました。

鹿島ブックセンター 鈴木順子 さん 12/13UP!

章ごとに「今度は誰だ?」と考えながら読みすすめたのですが当たったの、3人だけでした…。くやしい。

有隣堂アトレ 新浦安店 富澤明子 さん 12/13UP!

なにをどういえばいいのか…傑作!が一番しっくりくる。私だったらこの古本屋に入り浸ること間違いありません。

A'BOOK 飯塚店 田中元子 さん 12/13UP!

待ちに待った京極夏彦の新刊、しかも新シリーズなので夢中で読ませて頂きました。しかも有名人オンパレードで、正体が明かされた途端、高遠氏のように驚きの連続でした。弔堂の主人によって、月岡芳年、泉鏡花、岡田以蔵が人生を決める本に出会い、正に憑き物落としされる場面は読んでいる私もその場に居るかのようにドキドキしました。私もそんな本に出会いたいです。

MARUZEN 名古屋栄店 竹腰香里 さん 12/6UP!

やっぱり、しょっぱなからつり込まれてしまいました。我ながら物体ぶって全部読めていません。久々のこの雰囲気をもっと味わいたいです。

紀伊國屋書店 広島店 藤井美樹 さん 12/6UP!

本好き!京極様好きには、たまらない!! そうそう、本って人の想いがぎっちりつまったものであると思っている方!! 必読です。

有隣堂 厚木店 佐伯敦子 さん 12/6UP!

物語自体が面白いのはもちろんで、文章の端々に京極さんの書物への愛情があふれていて話の筋と関係のないところで涙ぐみそうになってしまいました。京極さん、素敵な物語ありがとうございます。

ダイハン書房本店 山ノ上純 さん 11/29UP!

一気に読んでしまいました。こんなものをゲラで送ってきて、安眠妨害だ。おかげで嫁の機嫌が…

ジュンク堂書店 大宮髙島屋店 江原正和 さん 11/29UP!

こんな本屋の主人になりたい。そして「私は情報を売っている訳ではなく、本を売っております」などと言ってみたい。

平坂書房 MORE'S店 秋本範康 さん 11/29UP!

新しい客が登場する度に、さあ、こいつは誰だ?と舐めまわすように見てしまいます。何て行儀が悪いこと。

明正堂NTT 上野店 金杉由美 さん 11/29UP!

本を〝売る〟ことで〝弔う〟という本屋の店員でも思いつかない、しかし納得するしかない「書楼弔堂」のあふれる魅力。史実の隙間に知られざる物語を巧みに構築し、見事なまでに京極夏彦的明治期を幻視させる手際は、まるで坂口安吾や山田風太郎といった偉大なる先達の流れを汲むようで、すでにして誉れ高き名作の風格を感じます。

ときわ書房本店 宇田川拓也さん 11/26UP!

もし、自分が弔堂に訪れていたら果たして、店主はどんな本を薦めてくれるのかと、つい夢想する。

ジュンク堂書店 西宮店 長田奈々さん 11/26UP!

うそかまことか史実と虚構が絡みながらすっかり弔堂の雰囲気に呑まれてしまいました。

喜久屋書店 阿倍野店 市岡陽子さん 11/26UP!

しん、とした佇まいに豊富な知識、弔堂主人に期待は膨らむ一方です。

あおい書店 中野本店 田中 薫さん 11/26UP!