
腐敗した時代を正すため豪傑たちが梁山泊に集う! 時は12世紀初頭。腐敗混濁した中国に革命を起こすべく、豪傑たちが梁山泊に集結した。下級役人の宋江、元槍術師範の林冲、聡明な好漢・呉用……。個性豊かなキャラクターが織りなす、終わりなき戦いの行方は――。
『水滸伝』時代背景ガイド 原典となっているのは15世紀前後に中国で書かれた伝奇小説『水滸伝』で、水滸とは水辺の街、梁山泊を指している。宋が広範囲を支配していた12世紀初頭の中国では、官吏による汚職や不正が横行し、国中が無秩序で混沌とした状態にあった。そこで悪政に立ち向かったのが、世間からつまはじきにされていた一〇八人の豪傑たち。彼らは幾多の戦いを経て、梁山湖に浮かぶ盗賊の山寨を奪取すると、この地を「梁山泊」と名づけて叛乱の拠点とし、国の救済を目指すのだった。

理想の国づくりを目指し新頭領・楊令が立ち上がる! 陥落から3年――。楊志の遺児である楊令を新頭領に据えた梁山泊は、一〇八星らとともに建国へ向けて動き出した。逞しく成長した二世たちを従え、宋や金国と対峙しながら突き進んだ先に待つものは!?
『楊令伝』時代背景ガイド 前作『水滸伝』シリーズでは、最終的に官軍との死闘に敗れ、壊滅してしまった梁山泊。続く『楊令伝』シリーズで描かれるのは、その3年後の世界だ。梁山泊の残党狩りが続く中、前シリーズに登場した楊志の子である楊令を頭領に据え、生き残った一〇八星たちが再び立ち上がって理想の国づくりのために戦いを開始する。

交錯する男たちの運命……岳飛は再び金との戦いへ 楊令との戦いで生き残った岳飛は、南宋の宰相・秦檜の元で、軍閥として活躍していた。やがて江南への勢力拡大を企む金と再び相まみえる中、秦檜との対立から絶体絶命の危機に陥ってしまう岳飛。『水滸伝』『楊令伝』の“その後”を活写!
『岳飛伝』時代背景ガイド 南宋初期の中国。童貫元帥を破った梁山泊は、東西交易と自由市場の推進によって中華全土の統一を目指した。一方、金国もまた、南宋を併呑して大国家の建設を進めようとしていた。南宋の軍閥として梁山泊と戦い、敗れるものの一命をとりとめた岳家軍の頭領・岳飛は、「盡忠報国」の志の下、岳家軍を再編。梁山泊との戦いで楊令に右腕を切り落とされる。
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- 『岳飛伝 十六 戎旌の章』
本体600円 745697-4 【電子 4月6日配信予定】
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53
- 『岳飛伝 十七 星斗の章』
本体600円 745710-0 【電子 4月6日配信予定】
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