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集英社創業100周年記念企画中国現代文学ギャラリー

【全5巻】

2026年11月より刊行開始

文学を通じて大陸に生きる隣人の暮らしや人生に触れ、その根底にある思いや歴史への理解を深める——。主に1990年代以降の中国文学作品55篇を5つのテーマで各巻に収録。編集委員に中国文学研究者の飯塚容氏、濱田麻矢氏、小説家の綿矢りさ氏を迎え、中国のいまを反映した現代文学全集が完成しました。

本ギャラリーの魅力

各巻の内容

第1回配本「移動と漂流」

2026年11月5日(木)発売ISBN978-4-08-157022-5

都市に働きに出てくる「農民工」や海外移住者など、長距離移動の途上にある人々の姿をたどる12篇。綿矢りさ氏訳の魯迅作品も収録。
著者は閻連科(写真左)、班宇(写真右)、鉄凝、残雪、王侃瑜ほか。
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第2回配本「家族とくらし」

2026年12月4日(金)発売ISBN978-4-08-157023-2

一族の歴史、夫婦の危機、親子の対立、高齢者の婚活などを通して、世代間の緊張や孤立、ケアの重圧を緻密に描く12篇。
著者は莫言(写真左)、郝景芳(写真右)、畢飛宇、梁鴻、双雪濤ほか。
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第3回配本「時間と記憶」

2027年1月7日(木)発売ISBN978-4-08-157024-9

日本の満洲支配や毛沢東の死、天安門事件などを背景にした作品から、近未来中国を舞台にしたSFまで、多様な時間軸を横断する11篇。
著者は余華(写真左)、韓松(写真右)、李鋭、史鉄生、蘇童ほか。
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第4回配本「ジェンダーと多様な性」

2027年2月5日(金)発売ISBN978-4-08-157025-6

出産や結婚をめぐる選択、揺らぐ性的指向と性自認、親密な関係において生じる暴力など、制度や社会通念と個人の欲望がせめぎ合う8篇。全篇初邦訳。
著者は王安憶(写真左)、張天翼(写真右)、王小波、鄭執ほか。
  • Photo by Li Zhang
  • Photo by Xue Kai
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第5回配本「風土と社会」

2027年3月5日(金)発売ISBN978-4-08-157026-3

内モンゴルやチベットの高原から、天津や東北の都市部、香港まで。
広大で多彩な風土を背景とした社会の現実に迫る12篇。著者は阿来(写真左)、楊知寒(写真右)、遅子建、馮驥才、賈平凹ほか。
  • Photo by
    马尔康市委宣传部
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四六判ハードカバー 400ページ前後
本体予価3,000円/予価3,300円
タイトル・内容は変更になる場合があります。

編集委員のことば

このシリーズで紹介する50篇あまりの小説は約30年前から近年までの中国文学の精華です。これらの作品を通じて、中国の歴史と現状、中国文学の奥深さを知ると同時に、隣国の人々の生活と本音にも触れていただきたいと思います。

飯塚 容(イイヅカ ユトリ)

1954年北海道生まれ。翻訳家・中央大学名誉教授。訳書に余華『活きる』、高行健『霊山』など。中国の書籍の翻訳出版や文化交流の分野での功績が称えられ、2011年に第5回中華図書特殊貢献賞を日本人で初めて受賞している。

荒唐無稽なトンデモSF、じわりと沁みるラブストーリー、政治の話、ご飯の話……知っているようで実はよくわからない、知らないはずなのになぜか共感できる、そんな中国の物語を集めました。ぜひ何篇か、お気に入りに出会っていただけますように。

濱田 麻矢(ハマダ マヤ)

1969年兵庫県生まれ。神戸大学人文学研究科教授。中国語圏の現代文学を専門分野とし、なかでも性別表象に関心を持つ。著訳書に『少女中国——書かれた女学生と書く女学生の百年』、張愛玲『中国が愛を知ったころ—張愛玲短篇選』、同『半生の絆』など。

Photo by 神ノ川智早

現代中国文学の根底に流れている共通テーマは、あったかさ。情への喜び、もしくは情のない世界の冷え、または表面上はクールに振る舞う、ハードボイルドな情。ぜひ多彩な情の世界を体験してください。

綿矢 りさ(ワタヤ リサ)

1984年滋賀県生まれ。芥川賞作家。自身の北京滞在経験をもとに小説『パッキパキ北京』を刊行。2026年夏には『シャブシャブ上海』を刊行予定。北京や上海で日本文学について講演を行っており、現地の人々と交流している。

中国現代文学ギャラリー
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