あらすじ いつだって、誰かが君を愛してる!
泣いて、笑って、いろんな愛に気づいたとき…きっと家に帰りたくなる、下町ラブ&ピース小説。
ますますパワーアップの"堀田家一家"には、今回もたくさんの事件が!古本屋<東亰バンドワゴン>のお店に、赤ちゃんが置き去りにされる騒動や、売った本を1冊ずつ買い戻していくおじいさんの謎、幽霊を見る小学生…。事件の解決ごとに家族の絆は深まる…のかは、読んでのおたのしみ。隣に住むマードックさんと、おっとりとした藍子のじれったい関係も目が離せない第2弾。

心の中でガッツ・ポーズ
 二作目のテーマソングにしたのが中山うりさんの〈ノスタルジア〉だったのですが、「あぁこの世界でいいんだ」とホッとした覚えがあります。タイトルはカタカナがいいかな、と思った瞬間に〈シー・ラブズ・ユー〉が頭の中に流れてきました。そうしたら四話に共通のイメージもまさにそれではないかとハマった感覚があって、大げさに言うと「これでこの後もイケる!」と心の中でガッツポーズしましたね。脇役の藤島くんがここで育ってくれたので後々随分助かりました。彼は本当に良い男ですね。