あらすじ 如何なる事件でも万事解決!
東京の下町、明治18年から続く老舗古本屋<東亰バンドワゴン>を営むのは4世代の大家族。 語り手は、堀田サチ(76歳で故人)。天国から堀田家を見守る優しいおばあちゃん。古本屋3代目店主の堀田勘一(79歳)を大黒柱として、金髪ロッカーの不良息子・我南人(がなと・60歳!)や、孫のおっとり藍子とフリーライターの紺、女性関係のトラブルが絶えない青、紺のお嫁さんで併設するカフェを切り盛りする亜美、と個性の強いキャラクター揃い。そしてひ孫たち…と、堀田家一家は、いつも賑やか。
時にはおせっかいで面倒な家族。それでも「おかえり」と言ってくれる家族っていいなあ! ちょっと変わった家訓に従い、季節ごとに起きる不思議な事件を解決していく堀田家一家の1年。

文字通りの出発点
 本当にシリーズになるなんて思っていなくて、この巻に使ったあのネタはもう少し後にしておけば良かった! なんて思うところもあります。文庫本では直しましたけど、単行本を読み返すと我南人のキャラが若干固まってないなと感じる部分もあって、自分でも苦笑いしてますね。最終話のタイトルをビートルズの〈愛こそすべて〉にしたのは本当に何気なくなんですが、それがシリーズを通じてのタイトルイメージになっていきました。そういった偶然も含めて、文字通りの出発点ですね。